ブックタイトルvol.133

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概要

vol.133

温泉ソムリエ伝授の温泉入浴10カ条その1 》 入浴前後に1杯ずつの水を飲むべし! 入浴すると発汗により血液粘度が高まり、「ドロドロ血」の状態になります。入浴後だけでなく、入浴前にも水分補給するのがポイントです。 具体的には、入浴前の15~ 30分前までに水分補給しておくと、「サラサラ血」になりやすいです。水や麦茶の他にもオレンジジュースやスポーツ飲料もおすすめです。その3 》 頭には濡れたタオルをのせるべし! 立ちくらみには、熱いお湯をしみこませたタオルで頭の血管を開きましょう。のぼせは、頭に血が上った状態なので、逆に冷たい水をしみこませたタオルをのせましょう。 実践的には、のぼせやすい「内湯」と「夏の露天風呂」では〝冷たいタオル〟を頭に、脳の血管が収縮して危険な「冬の露天風呂」は〝熱いタオル〟を頭に!その5 》 疲労回復には「温冷交互浴」が有効なり! 膝下にお湯をかけること3分、水をかけること1分、これを3~5回ほど繰り返すと、末梢血管が広がり、乳酸などの疲労物質が排泄されやすくなります。疲れを回復させる効果は抜群です!その2 》 入浴前に「かけ湯」をすべし! 「かけ湯」は、体の汚れを落とすというマナーだけではなく、温泉の泉質や温度を体に慣らすためのものでもあります。心臓の遠くから順にかけ湯をしていきましょう。その4 》 分割浴をすべし! 長く温泉を楽しみたい場合は、短い入浴と休憩を繰り返す「分割浴」がおすすめです。最初の入浴は5分ほど、間に休憩を3分以上とり、それを3回繰り返す程度にすると良いでしょう。その方が、湯冷めがしにくいのです。その7 》 温泉では体を洗うのは入浴してから! 温泉では、体を洗ってから入浴するのではなく、入浴してから体を洗いましょう。温泉入浴により、不要な角質や毛穴の汚れをとりやすい状態をつくってくれます。その8 》 体は手で洗う! 温泉で角質や毛穴の汚れがとれやすい状態を作ったら、体は手で洗いましょう。すでに温泉の刺激を受けているので、タオルでゴシゴシこするのは刺激が強すぎて、肌を痛める場合があります。その9 》 あがり湯は新鮮な温泉で 温泉には、皮膚の表面に膜をつくり、保湿する効果があります。また、入浴後も温泉成分は肌に浸透します。あがり湯をするなら、温泉の湯口から桶で新鮮なお湯をとり、適温に冷ましてから肩からかけましょう。その10》 入浴後にビール!?  アルコール摂取も共に血行をよくするものですから、入浴後は30~60分程度休憩してから飲酒をするのが理想的です。ただし、ビールは利尿作用が高く、飲んだ量より多くの尿が出ることもあるのでビールそのものは「水分補給」にはなりません。ビールを安全に飲むためにも、入浴前の水分補給を心がけましょう。その6 》 入浴する時も、上がる時もゆっくりと! 入浴時は負担を軽くするために、「足浴→半身浴→全身浴」の順でゆっくりと入浴しましょう。お風呂から上がる時は、体の表面やより下半身側に血液が移動するので、脳貧血を起こしやすいのです。そこで、入浴する際の逆で、「全身浴→半身浴→足浴→ゆっくり立ち上がる」という流れをつくりましょう!11