ブックタイトルvol.133

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概要

vol.133

● 朝は目覚めのために、交感神経を刺激する  「熱いお湯」( 42℃以上)のシャワーを浴びること  をおすすめします。朝は血液粘度が高いので  入浴は適しません。美 人 入 浴 法 温泉には、美肌効果のあるものがたくさんあります。温泉の泉質により、毛穴の汚れをとったり、不要な角質をとったりしてくれる「乳化作用」があるのです。つまり、肌の表面をとかす効果です。特にこの美肌効果が高い泉質は下記の通りです。(三大美人泉質/四大美人泉質)● 炭酸水素塩泉(クレンジング効果)● 硫酸塩泉(シミ予防効果)● 硫黄泉(クレンジング効果)  ex.(弱)アルカリ性単純温泉○「塩化物泉」も塩分の〝温泉パック〟で肌を守る (しっとり肌効果)という意味では美肌効果があ  ると言ってもよいでしょう。では、温泉を利用して「美人」になる「美人入浴法」を紹介します。? 温泉では体を洗うのは入浴してから 温泉、特に上記の美肌効果の高い温泉では、体を洗ってから入浴するのではなく、入浴してから体を洗いましょう。 温泉入浴により、不要な角質や毛穴の汚れをとりやすい状態をつくってくれます。※ただし、マナーとして、汚れている部分はしっかり洗ってから入浴しましょう。特に「前と後ろ」。? 体は手で洗う 温泉で角質や毛穴の汚れがとれやすい状態をつくったら、体は手で洗いましょう。 ボディーソープや石鹸を手にとって体を洗えばOKです。 すでに温泉の刺激を受けているので、タオルでゴシゴシこするのは刺激が強すぎ、肌を傷める場合があります。? 美肌洗顔法 「美人の湯」(美肌の湯)は不要な角質や毛穴の汚れをとりやすい状態をつくってくれます。そこで、「美人の湯」の力を借りて、顔をきれいにしましょう。 浴槽からではなく、新鮮な湯口の温泉を桶にとり、そこにタオルを浸し軽く絞ったら、蒸しタオルのように顔にかぶせます。または、同じく湯口から桶にとった温泉で朝の洗顔のように顔を温泉で洗います。 これで、顔の汚れをとる準備ができましたら、洗顔フォームでの洗顔です。 手で洗うのはもちろんのこと、体を洗うよりさらにやさしく、ゴシゴシこすらず、触る程度に洗顔します。強くこすると、毛穴の汚れが毛穴にもどる場合があります。この「やわらか洗顔」を心がけてください。※ただし、入浴して肌に異常が出る場合は、肌に合わない泉質である可能性が高いので、顔に温泉をつけないでください。温泉が肌に合わない場合は、首が赤くなる、カサカサになるなどの症状があらわれやすいです。? 「あがり湯」は新鮮な温泉で 温泉には、皮膚の表面に膜をつくり、保湿する効果があります。また、入浴後も温泉成分は肌に浸透します。このようなことから、シャワーなどで温泉成分を洗い流したり、水道水(お湯)でのあがり湯はしない方がよいのです。 あがり湯をするなら、温泉の湯口から桶で新鮮なお湯をとり、適温に冷ましてから肩からかけましょう。ただし、酸性泉などの刺激の強い温泉は、シャワーなどで、温泉を流した方がよいです。? 保湿剤は入浴直後に塗る 風呂からあがると同時に肌の成分は蒸発していきます。保湿剤を塗る時は、部屋に帰ってからゆっくりとなど考えず、風呂あがり後すぐに塗りましょう。少なくとも、入浴後10分以内に塗ってください。 乾燥肌の方は特に心がけてください。 「三大(四大)美肌泉質」の後に「塩化物泉」の温泉に入り、「塩のパック」で肌を守るのも有効です。13