ブックタイトルvol.133

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概要

vol.133

生産者とお客様をつながる「地産地消」を目指しています28ページの一品料理でご紹介する「三田大根」を作っているのは、三田市にある西中ファームです。ダイヤモンド有馬温泉ソサエティからは、車でわずか20分。三田市は、降水量や気温ともに農業に適しており、市の総面積の約1割が田んぼという米作りが盛んな地です。田淵料理長が畑を訪れるのは、初めてのこと。代表の西中克仁さんに案内してもらいました。西中ファームは、西中さんで3代目。100年続く農家です。JR宝塚線を望む広い耕地には、三田米「どんとこい」や「ヒノヒカリ」などの米を中心に、季節ごとに野菜も数十種作っています。「この辺りは粘土質と砂地の中間の土質で、黒豆や山芋をはじめ野菜の栽培にも適しています。完全無農薬は難しいのですが、虫よけ液を使うなどして、できるだけ減農薬で育てています」と話す西中さん。料理長は、収穫時の野菜をあれこれ見ながら、西中さんを質問攻めにしたかと思うと、カエルを二人で追いかけたり、ふざけあったり。その姿は、まるで兄弟のようです。実は、西中さんは2年ほど前までダイヤモンド有馬温泉ソサエティのフロントマネージャーでした。その頃からの関係が今も続生産者である西中さんからの情報は、料理を創作するうえで刺激にもなっている。有馬26