ブックタイトルvol.133

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概要

vol.133

平成28年1月29日(金)・30日(土)※開催日は予定です。詳細は、片山津温泉ソサエティにお問合せください。粟津温泉街に看板を掲げる吉田水産。創業は昭和24(1949)年、日本海の幸と共に歴史を重ねてきた老舗です。「場所柄、旅館やホテルで腕をふるうプロの料理人とのお付き合いが多く、いつも厳しい目にさらされています」と2代目の吉田博文さんは話します。ダイヤモンド片山津温泉ソサエティの山下明彦料理長との魚をめぐる丁々発止も、かれこれ15年になるとか。片や山下料理長は「私たち料理人の難しい注文に応えてくれる吉田さんには、全幅の信頼を置いてます」と相好を崩します。一年を通じて多種多彩な魚が水揚げされる橋立漁港や安宅漁港は目と鼻の先。吉田さんは地の利と鍛え上げた目利きを生かして、プロを唸らせる絶品を仕入れます。「魚を選ぶときは、目が澄んでいるかどうかをチェック。潤んだ目に迷わされていけませんよ(笑)」。日本海に季節風が吹き出す11月から翌3月頃までは、冬の味覚の王様・ずわい蟹のシーズン。沿岸は漁に出る底引き網漁船で活気づきます。「ホテルのお客様からオーダーを受けて発送するずわい蟹や、笹カレイなど地物の干物の詰め合わせは吉田水産さんから取り寄せを。リピーターが多いのは満足感が高い証拠ですね」と山下料理長。「但し、ホテルレストランの朝食でお出しする干物は自家製!」。お二人の話を聞いていると、しみじみお箸の国に生まれた幸せを感じます。もう1軒、干物をはじめ、刺身の昆布〆、へしこなどの珍味といった吉田水産自慢の名産を一堂に並べているのがアビオシティ加賀店です。JR加賀温泉駅に隣接したショッピングモール1階にある店は、お土産選びにぴったり。「一夜干しはカレイ、小鯛、ゲンゲなど石川の地魚が9割。魚がいちばん美味しい季節に天日干しをします。先達から伝えられた暮らしの知恵ですね」とお店のスタッフ。荒波育ちの日本海の幸はどれもみな優しい味わいです。片山津温泉ソサエティでは、毎年多くの反響をいただいている「白川郷ライトアップツアー」を企画しています。白く雪化粧した白川郷がライトに照らされて浮かび上がる風景は、神秘的かつ幻想的です。この機会にぜひ、感動の体験をしてみませんか?1. 2.粟津町にある本店は卸がメイン。「とは言え、ご近所の方とは長い付き合いですから、小売りもO Kです」と吉田さん。 3.加賀百撰街にある吉田水産の「アビオシティ加賀店」に立ち寄った山下料理長。お店の方との話も弾んで。 4.地産地消の「北陸の味詰め合わせ」をはじめ、魚のぬか漬け「へしこ」など、無添加自家製の逸品が並びます。吉田水産粟津本店0761-65-1331 石川県小松市粟津町イ5-1吉田水産アビオシティ加賀店0761-73-5775 石川県加賀市作美町ル25 -1 平和堂1 階加賀百撰街8:30~19:003 124■ 白川郷ライトアップツアー41