ブックタイトルvol.133

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概要

vol.133

瀬戸内んの名調子が響きます。「島ひとつ 土産にほしい 鷲羽山」、「岩黒島には小学校、中学校があり、橋から降りるのにエレベーターを使います」。穏やかに語りかける言葉は心地よく、頭の中の白地図を、山あり、谷あり、起伏に富んだ生き生きとした色で塗り分けます。吊り橋、斜張橋、トラス橋、高架橋―― 文字通り橋の品評会を体感する遊覧コースのクライマックスは、瀬戸大橋をくぐり抜ける瞬間。真下から見上げる迫力は圧巻で、覗く窓が違うと、いつもとは違う景色が見えてくることに気づかされます。約1時間の小さな船旅がもたらす大きな発見。どんな景色に出合えるのか、どうぞ、お楽しみに。19トン、時速26キロ、定員63名。「ダイヤモンド瀬戸内マリンホテル」とは目と鼻の先、渋川桟橋から乗船できる『からこと丸』は、瀬戸内の多島美を愛でながら、瀬戸大橋の下をくぐり抜け、間近で仰ぎ見るなど、普段とはひと味もふた味も違う風景に連れ出してくれる観光遊覧船です。船長は三宅弥彦さん、ガイドは奥様の和子さん。この道40年になるというベテランが、瀬戸大橋遊覧コースをスタートさせたのは、瀬戸大橋が開通した昭和63(1988)年から。「左に見えるのは、瀬戸内海でも数少ない個人所有のくじら島。美しい島に魅入られ、そこで暮らす日常は発電機が支えているとか…」。キャリアに裏付けられた和子さまだ見ぬ景色が見えてくる瀬戸大橋遊覧船1. 本州と四国を結ぶ世界最大級の橋・瀬戸大橋。多くの島が連なる瀬戸内海のまん中に架かる道路・鉄道の併用橋の雄姿は圧巻。吊り橋、斜張橋、トラス橋、高架橋など、個性の異なる橋梁が連なる。 2. 3. 船長・三宅弥彦さんとガイドの和子さん。美しい景色との出合いもさることながら、息の合ったおふたりの空気感が船旅を盛り上げてくれる。 4.三宅夫妻が運航する夫婦船「からこと丸」。からこと丸086-473-3718 倉敷市児島下の町9-16-22 瀬戸大橋遊覧(10名以上)/大人1550円、子ども(小学生以上)780円13 2454