ブックタイトルvol.133

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概要

vol.133

荒野を開いてきた者同士、打ち解け合うのに時間はかかりません。さっそく、園内のレストラン「ロック」で、自家醸造のクラフトビール〝タッチダウンビール〟で乾杯! この店は同じ建物内にビール醸造所をもつブリューパブでもあるため、いつでもできたてのビールを楽しむことができるのです。ここに来たら、ぜひとも飲んでみたいのが、ジャーマンスタイルの「プレミアム・ロック・ボック」。世界2大ビールコンテストでアジア金賞の栄誉に輝いた自信作です。「コクと甘みがあって、後からくる苦味もしっかり。好きなタイプです」と、吉村さんもニッコリ。園内では目下、イングランドの著名なガーデンデザイナー、ポール・スミザー氏の設計によるイングリッシュガーデンの造園が進行中。その一画には、稀少なワインやウイスキーのコレクションが眠るレンガ造りのカーブも。「ここを清里のアルコール文化の発信地にしたい」との思いから、舩木さんが造り上げたものだそう。清里の自然と風土が生かされた大人のためのワンダーランド。のんびりと1日遠足を楽しむにも、うってつけのスポットです!こに流れる凜として清澄な空気感。ほかのどこにもない、特別な空間でコーヒーを味わう時間は、旅の思い出をいっそう鮮やかなものにしてくれることでしょう。清里の自然と風土が生かされた大人のためのワンダーランドさて、おいしいコーヒーで一息ついた後は、小海線「清里駅」にほど近い「萌木の村」までドライブに。1977年に誕生したこの〝村〟は、広大な敷地内にホテル、カフェ、ショップ、レストラン、ミュージアム、バレエスクール、そして地ビール醸造所まで擁する一大リゾート施設。とはいえ、清里開拓の父と呼ばれるキリスト教宣教師、ポール・ラッシュ氏の志を受け継ぎ、「自然との共存」をテーマとしたナチュラルリゾートを目指している点で、よくあるレジャーリゾートとは一線を画する個性が感じられます。開業前からプロジェクトを統率してきたのは、創業者の舩木上次さん。通称〝村長〟または〝ジョージさん〟。青いスーパーマンTシャツがシンボルの熱血漢です。吉村さんとは年齢が近く、ともに未開の●レストラン「ロック」オリジナルのクラフトビール“タッチダウンビール”を飲むなら、ここへ。店内にはビールの仕込釜が2基。直営ブルワリーも兼ねているため、つくりたての新鮮な樽生ビールが楽しめます。萌木の村0551-48-3522 山梨県北杜市高根町清里3545 7