ブックタイトルvol.132

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概要

vol.132

建築に貫かれる、奥深い魅力である。められたしたたかさ。これが姫路城のるのだとか。真白き城郭の美しさに秘しないようにという機能性も備えてい漆喰には火縄銃の射撃を受けても延焼白鷺を連想させるからだそうだが、白の技法が、いまにも舞い立とうとするような天守群と、美しい白漆喰総塗籠鷺城」とも呼ばれるのは、この天を突くているのは、3つの小天守。姫路城が「白その大天守をかばうように周囲を固め新しさがどこか恥ずかしそうに見える。真っ白な漆喰に覆われた城は、己の真た大天守保存修理姿を現した。平成が完21年了かしら、行屋わ根れまてできその姫路城の大天守が、装いも新たにに指定された理由の一つである。ができたのだ。姫路城が世界文化遺産みも兼ね備えた精巧な城を建てること駆使した荘厳さと、戦いのための仕組円熟期を迎えていたので、その技術をと完成させた。当時、日本の城建築は吉が築いていた城を現在の立派な形へ原合戦の功績によって、豊臣(羽柴)秀の二女督姫を妻とする池田輝政。関ヶとである。この時の城主は、徳川家康年にあたる年から、8年をかけてのこ(1601)年のこと。関ヶ原合戦の翌姫路城が建てられたのは、慶長6日本の城郭建築はほぼパターン化しており、城地の中央に天守閣1棟のみというのが共通であるが、姫路城だけは大天守を囲み3つの小天守が建つデザイン。姫路城079-285-1146姫路市本町689:00~16:00(閉城17:00)3