ブックタイトルvol.132

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概要

vol.132

下呂温泉ソサエティではなにか社会にお返しできることはないかと、大変微力ながら今回、社会福祉協議会に、6年間集めていた使用済み切手、書き損じハガキ等を寄付させていただきました。「ちりも積もれば山となる」とはよく言ったもので、菓子箱に溢れだすほどたまりました。社会福祉協議会は、社会福祉法に規定される民間の福祉団体で、全国社会福祉協議会をはじめ、各都道府県、市区町村にそれぞれ1箇所設置されています。営利を目的としない「公共性」「公益性」の高い団体で、略称(愛称)は「社しゃきょう協」です。下呂市社会福祉協議会では、独居高齢者もしくは虚弱な高齢者世帯及び在宅重度障害者世帯へ、緊急入院など不測の事態に備えた安心箱の設置や近隣の見守り活動を定着させ、もしもの時に迅速な対応が図れる地域づくりをしておられます。また、在宅で介護をされている家族を対象に、介護者サロンを小地域で行い、ケアマネージャーや薬剤師の介護情報に係る勉強会や、リフレッシュのための小旅行を開催し当事者間の交流会を開催しておられます。私どもの日々の行いが車椅子や福祉に関する様々な事柄に活用されれば幸いです。今後も、この活動を続けてまいります。ダイヤモンド佐用では、地元の中学生を対象とした職業体験「トライやる・ウィーク」を実施しております。平成7年に起きた阪神淡路大震災からの教訓、さらに平成9年の神戸市須磨区児童連続殺傷事件を背景として設置された「心の教育緊急会議」において、様々な実体験を通して子ども一人ひとりが自分なりの生き方を見つけられるよう支援していく教育にシフトする重要性が宣言され、その取り組みの一環として、「トライやる・ウィーク」は、平成10年度に誕生しました。「トライやる」の名称は、挑戦=トライと共に、学校、家庭、地域社会の3者=トライアングルの意味も込められています。毎年5名程度を受け入れており、今年は6月1日(月)から実施。一週間学校には登校せず、自宅からダイヤモンド佐用へ通い、より社会人に近い職場経験をします。客室清掃やコース管理業務、マスター室の業務、施設メンテナンスの業務、レストランの業務を体験してもらいました。参加した生徒からは、「思ったよりたいへんだった」と感想をいただきました。トライやる・ウィークの趣旨としては「地域に学び、共に生きる心や感謝の心をはぐくみ、自律性を高めるなどの生きる力の育成を図っていく」とあります。ダイヤモンド佐用での職業体験を通して、生徒さんたちが将来に夢や希望を抱き、自己の可能性が広がるためのお手伝いをこれからも協力していきます。下呂市社会福祉協議会に寄付させていただきました【下呂温泉ソサエティ】トライやる・ウィーク【ダイヤモンド佐用】65