ブックタイトルvol.134

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概要

vol.134

DiamondSocietyPresents海鮮網焼「旬々亭」弾む会話を器に載せて今宵、岡部さんが予約したのは、ダイヤモンド片山津温泉ソサエティ1階、カウンター10席のこぢんまりした食事処。「女性の一人旅でも、こんな雰囲気だと気軽にお食事を楽しめますね」と、岡部さんはすっかりリラックスした感じです。「料理もさることながら、カウンターの内側の料理人とお喋りを楽しみたいというお客さまは少なくありません。また、隣り合わせたお客様同士が打ち解けて、お友だちになることもしばしば。そういう様子を間近に見られるのは幸せですね」と山下明彦料理長。百戦錬磨の料理長が腕をふるうのは、器という着物によって、華麗に変身した郷土料理の数々です。「例えば、目と鼻の先の橋立漁港で水揚げされたズワイガニは、九谷焼の絵皿に載せて。他には甘海老、バイ貝、ノドグロ、アンコウなど、日本海の幸は挙げればきりがない。今日、岡部さんが訪ねたヤマト蔵の醤油や味噌も強い味方です」。さらには、加賀鳶、天狗舞、菊姫など、地元蔵元がそれぞれの土地ごとに、自然の恵みを生かした味わい深い美酒。旨し料理、酒、お喋りが三位一体となったひとときが、記憶に残る旅を彩ります。18