ブックタイトルvol.134

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概要

vol.134

滋味あふれる春の恵みを思い思いにアラカルトで一つひとつの食材の旬は、一年のうちのほんの一瞬です。その絶好の時を逃さず、春の味覚を味わっていただきたいとの想いで田淵料理長が腕をふるうのは、彩り豊かな一品料理の数々。天ぷらには、ふきのとう、こごみ、たらの芽などの山菜をたっぷりと。ほろ苦さが、しみじみと体に染み込んでいくのは、やはりこの季節ならではです。鯛の荒炊きには、明石漁港から届く瀬戸内産の天然鯛を。活けの天然鯛は、お造りやしゃぶしゃぶにと、手間をかけて厨房で一尾ずつさばいているからこそ、この一品料理は生まれます。鯛の骨からもたっぷりと旨みが出た煮汁を繰り返し、繰り返し丁寧にかけては味を入れ、照りよく仕上がった荒炊きの凝縮された旨みは、日本酒の肴によし、ごはんによし。今ならではの鯛の子も、出汁を含んだ炊き合わせに。滋味豊かな味わいを、思い思いにお楽しみください。鳴門海峡の荒波で育った瀬戸内海の天然鯛は身が締まり、荒炊きにしても美味。天然鯛の荒炊きは限定商品となっておりますので、あらかじめお申しつけください。この季節ならではの自然の恵み、山菜の旨みを閉じ込めた天ぷら。一品料理(本館・新館共通)鯛の子は、筍や小芋、生麩とともに炊き合わせに。箸が進む逸品。28