ブックタイトルvol.135

概要

vol.135

　北前船主・酒谷長兵衛が1876（明治９）年に建てた邸宅は、北前船に関する資料館として一般公開されています。酒谷家は江戸時代から明治時代にかけて、6隻の船を所有する豪商でした。高い板塀に囲まれた敷地は約１０００坪。玄関を入ってすぐのオエと呼ばれる30畳の大広間では、船員たちに給料を支払っていたと推測されます。天井は高く、巨大な松の梁やケヤキの柱、秋田杉の一枚板で作られたベンガラ塗りの大戸など建材も豪勢です。主人の留守中と帰宅後で使い分けた大小一対の仏壇（市指定文化財）や、広告チラシにあたる「引札」、神社に奉納された「船絵馬」といった珍しい資料を通して、船主家族の生活や文化の一端がうかがえます。当時の栄華を垣間みる北前船にまつわる資料館実物の20分の1サイズの船模型。造船する際、船大工から船主に贈られたものです。i n f o r m a t i o n橋立地区の町並や資料館をガイドさんが詳しく案内してくれます。興味深い話をたくさん聞かせてもらえるのでおすすめです。　　0761-75-1250　　無料（資料館入館料は別途必要）【所要時間】約40分　 0761-72-6678（あいりすガイド事務局）　 ガイド1名につき運営協力費として1,000円（北前船資料館の入場料は別途必要）【所要時間】町並散策と資料館見学で2時間※資料館のみを案内してくれます。希望日の1週間前までに申し込みがベター。※町並と資料館を案内してくれます。希望日の2週間前までに要申し込み。北前船の里資料館ボランティアガイド橋立さわやかガイド北前船の里資料館　 0761-75-1250　 石川県加賀市橋立町イ乙1-1　 9:00～17:00（最終受付は16:30）　 無休　一般310円 　ホテルより車で約20分。ホテルでは、「北前船の里資料館」など観光スポットを巡る加賀周遊バス「CANBUS」チケット（1日1,000円～）を販売中営休交住大広間に入ると重厚感のある造りに驚かされます。邸内にはたくさんの資料が展示され、パネルや音声ガイドで分かりやすく解説されています。海難に備えて水が入らないように造られた船箪笥。重要書類やお金、着物を入れていました。土蔵には専門の絵馬師によって描かれた多彩な船絵馬を展示。無事に航海を終えたことを感謝して神社に奉納されたものです。ダイヤモンド片山津温泉ソサエティ柴山潟 中島町動橋駅JR北陸本線加賀温泉駅398305305松山19143 20北前船の里資料館加賀橋立船主集落橋立自然公園加賀中央公園片山津ＩＣ北陸自動車道粟津駅33