ブックタイトルvol.145

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概要

vol.145

普段は大きな扉で閉ざされている日本最大の坐仏観音が、33年に一度の御開帳を迎えます。その姿と表情に癒されに行きませんか?滋賀県甲賀市、鈴鹿山脈に連なる油日岳の山麓に所在する天台宗のお寺「櫟野寺」。792(延暦11)年、最澄が延暦寺の建立のための良材を求めて訪れ、櫟(いちい)の霊木に観音像を刻んだことがその始まりといわれ、後に櫟野寺を拠点として、地域には数多くの天台寺院が建立。豊かな仏教文化が花開きました。そんな櫟野寺では、比叡山開祖の伝教大師・最澄上人が一刀三礼のもと立木に刻まれたと伝わる、日本最大を誇る坐仏・十一面観音菩薩の33年に一度の大開帳が、10月6日(土)?12月9日(日)まで行われます。像高約3m、台座や光背を含めると高さが約5m超、一木造で左手に華瓶、右手は膝の上で念珠を持ち、頭上には十一面化仏が戴かれた本尊は、生涯で一度、もしくは二度巡り会えるかどうか。この勝縁をぜひ授かりに参りましょう。重厚な姿でありながら、美しい顔立ちの巨大秘仏33年に一度のご縁に恵まれる滋賀Sh i g a26